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2018.12.05 Wednesday

デオンテイ・ワイルダーvsタイソン・フューリー

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    激戦となったワイルダーvsフューリーのヘビー級タイトルマッチ!以下の記事では、ダウンがなければフューリーが勝っていた内容の試合、というスタンスで書かれています。戦前の予想に反する接戦に、再戦は必至との声が高くなりそうです。

     

    【タイソン・フューリーはデオンテイ・ワイルダーのパンチによる2度のダウンを生き延び、接戦の引き分けへ】

    (12月1日、web上のアメリカ、リングマガジンの記事より)

    https://www.ringtv.com/548927-tyson-fury-survives-two-knockdowns-at-hands-of-deontay-wilder-settles-for-controversial-draw/

     

    タイソン・フューリーは、すでにデオンテイ・ワイルダーの右パンチによりキャンバスへと粉砕されていた。そして、さらなる左フックが彼を沈めた。

     

    6フィート9インチ(約206cm)、256.5ポンド(約115.4kg)の体格のフューリーは、自身の勝ちにつながっていたであろう試合の最終ラウンド残り時間わずかのところで倒れた。彼は動かなかった。レフェリーのジャック・リースがカウントを始めた。ワン、ツー。スリー、生還の兆候はなかった。フォー、ファイブ…そして、突然、フューリーは葬儀屋の脚本を破り捨て、まるでびっくり箱のように立ち上がった。一体全体どうやってフューリーは、ボクシング界で最も危険なヘビー級の強打者の鋭いパンチ2発を生き延びたのだろうか?

     

    フューリーは、ただ立ち上がっただけではなかった。彼はワイルダーに距離をつめ始め、12ラウンドの終盤にはワイルダーをピンチに陥らせさえした。フューリーという選手はいなくなってはいなかった。彼はここで終わりになるには長すぎる道のりを歩んできた。2015年にウラジミール・クリチコへの勝利で世界に衝撃を与えたあと、正当な世界チャンピオンであったフューリーは体調の落ち込みと薬物乱用の騒動の際2年半近くリングに上がっていなかった。一時は400ポンド(約180kg)近くまで体重が増えていた。

     

    そして3年後、フューリー(27勝0敗1分、19KO)は、ショウタイムのペイ・パー・ビューによる世界ヘビー級タイトルマッチという最高のステージに上がることになる。英国人の彼は、ステープルズ・センターに集った17698人のファン、その多くは英国から彼を応援するためにやって来ていた、彼らの前で素晴らしいパフォーマンスを披露した。しかし、勝利をつかむことはできなかった。

     

    その代わり、試合は議論の余地のある三者三様の引き分けとなった。ジャッジの一人は114−110でフューリー、一人は115−111でワイルダー、一人は113−113で引き分けとつけた。ワイルダーの与えた2度のダウン、そして9ラウンド目には相手を防戦一方とさせる場面もあり、ワイルダーがヘビー級タイトルを確実に守ったであろうと思わせた。しかしながら、一夜の主役となったのは、フューリーだった。

     

    「力は出し尽くした。私は2度ダウンした。しかし試合は自分が勝ったと信じている。」と30歳のフューリーは語った。「世界中の人が、勝ったのは私だと分かっている。3年近くリングから離れていた自分がここまでやれたことを誇りに思いたい。今夜は決してノックアウトさせるつもりはなかった。戦うハートをみせられた。今夜はここに来て精一杯戦った。」

     

    「再戦の可能性は100%だ。我々は二人の偉大なチャンピオンだ。自分とワイルダーの二人は、は地球上で最も優れたヘビー級選手だ。」

     

    フューリーは、試合開始化から長いジャブを素早くヒットさせ試合をコントロールした。彼はリードブローを大変効果的に利用した。6フィート7インチ(約201cm)の体格で、相手から打たれることに慣れていないワイルダーから距離をとった。フューリーは絶えず動き、足を使って後ろに下がるボクシングに徹した。それはパンチに威力が備わらないことを意味したが、それでも彼は1ラウンドの終わりに向かってワイルダーにダメージを与えた。彼は立ち位置を選んで動きながら、効率的にパンチを放っていた。

     

    ワイルダー(40勝0敗1分、39KO)は、試合の間中一発パンチを模索し続けていた。33歳で、自身の持つヘビー級タイトルの8度目の防衛戦を迎えたワイルダーは、困惑していた。彼はただ答えをみつけられなかっただけだった。フューリーがポイントを積み上げていっている、あるいはそのように思われたとしてもそれを互角に持っていく糸口をみつけることはできなかった。

     

    「パンチを急ぎすぎた。」と、リング誌のヘビー級ランキングで2位にランクされるワイルダーは認めた。「いつもはしないことだ。落ち着くことができなかった。忍耐強くチャンスを待つのではなく、パンチをあえて振りすぎてしまった。本当に相手を倒したかった。ファンが望むものをみせたかったんだ。」

     

    「2度のダウンがあったから、絶対に自分が勝ったと思っている。右パンチを大振りし始めてしまい、修正することができなかった。」

     

    212.5ポンド(約95.6kg)の<ブロンズ・ボマー>(ワイルダーのニックネーム)は、相手とは44ポンド(約19.8kg)の体重の開きがあった。しかし、お互いが至近距離で打ち合うことはほとんどなかったので体重は関係なかった。

     

    <ジプシー・キング>(フューリーのニックネーム)は、ワイルダーのジャブにより出血した鼻を抱えながら試合のほとんどを戦わなくてはいけなかった。しかし、ワイルダーも問題を抱えていた。ワイルダーの左目は試合の中盤には腫れてふさがり始め、時点においても自慢の右をヒットさせられずにいた。

     

    フューリーはたびたびワイルダーをあざけってみせた。舌を突きだし、手を後ろに隠し、ワイルダーに攻撃してくるようけしかけた。ワイルダーの顔はフラストレーションで紅潮し、フューリーは簡単にアウトボクシングを続けることができた。7ラウンド目、フューリーはワイルダーに大きなパンチをヒットさせた。ワイルダーは強烈なパンチを振りまわして応戦したが、フューリーは簡単にダッキングでかわした。そして、ついにその瞬間が来る。

     

    ワイルダーのヒットさせた左フック、つづくこめかみへの右でフューリーはダウンし、戦略的な試合内容はひっくり返された。フューリーがレフェリーのジャック・リースのカウントを冷静に聞く間、緊張感は高まるばかりだった。彼はテンカウントされることなく立ち上がった。しかし、明らかに足はふらついていた。ワイルダーは勝利を確定的にしようと襲いかかった。

     

    ワイルダーは3月、ルイス・オルティスを10ラウンドにノックアウトした試合では採点で負けていた。今、フューリーはふらふらだ。ワイルダーはフューリーを素早くロープに押し込み、あらゆる無謀なパンチにも全力を込めて放った。どうにかして、フューリーは棒立ちにさせられた猛攻の中左フックのカウンターをワイルダーに浴びせた。彼は腕を大きく広げ、「来い!」と叫んだ。そしてラウンドが終わるころには、フューリーが完全に意識を取り戻したのは明らかだった。

     

    ふらついたフューリーの状態はクエスチョンのままだった。彼はここ3年間で2度しか試合をしておらず、同国人のセフェル・セフェリとフランセスコ・ピアネタに勝利している。しかし試合が進むにつれてフューリーがスローダウンすることはなかった。10ラウンド目にはワイルダーを後退させ始めさえした。それまでのラウンドで試合を終わらせようとしてパンチを振りまわし、疲れているのはワイルダーのほうだった。エネルギー切れのワイルダーは繰り返しワンツーを浴びた。ワイルダーの時間は終わっていた。

     

    もちろん、彼の時間は12ラウンド目に再び訪れる。ワイルダーは勝利を手にしなかったが、面目は保った。とにかく、引き分けに逃げ込むことができたのだ。今や、再戦によるより多くの富が両選手を待っている。

     

    「我々は世界最高峰の選手たちで、今夜それを証明した。」とワイルダー。「勇敢な戦士が二人いれば素晴らしい試合がみられる。それが我々が今夜証明したことで、もう一度戦う準備はできている。再戦で、絶対に彼をノックアウトする。」

     

    Mike Coppinger筆

     

    JUGEMテーマ:ボクシング

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