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2018.05.16 Wednesday

ワシル・ロマチェンコvsホルヘ・リナレス

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    ロマチェンコvsリナレス、大変素晴らしい試合でした!

     

    以下に翻訳した海外記事も長めの内容となってまして、海外での反響も大きかったことをうかがわせます。記事にコメントしたアメリカのファンからは、ロマチェンコだけではなくリナレスへの称賛も多く「6ラウンドの右は素晴らしかった」「ロマチェンコの勝利はすごいが、リナレスもいいラウンドをつくっていたと思う」などのコメントがみられました。

     

    勝敗のポイントは?以下の記事によると、距離、だそうです。

     

    【ワシル・ロマチェンコはダウンを生き延び、10ラウンドにホルヘ・リナレスをストップ。ライト級タイトルを獲得】

    (5月12日、web上のアメリカ、リングマガジンの記事より)

    https://www.ringtv.com/535655-vasiliy-lomachenko-survives-knockdown-stops-jorge-linares-in-10th-to-win-lightweight-championship/

     

    これは、ワシル・ロマチェンコにとって未知の領域だった。

     

    彼の表情?驚くことに、当惑してさえいるようだった。

     

    プロの戦績11戦において、ロマチェンコは離れ業をみせつづけてきた。プロ2戦目で厚かましくもベテランのオルランド・サリドに挑戦し、かろうじて判定を勝つことができなかった試合を除いては。

     

    その過程で、彼は「No-Mas-Chenko」のあだ名を得た。とにかく、オリンピックで2度金メダルを獲得したロマチェンコは、マディソンスクエアガーデンにおけるESPNのメインイベントでホルヘ・リナレスと対戦するまで4連続ノックアウト勝利をおさめてきていた。

     

    そして今、ロマチェンコ(11勝1敗、9KO)は6ラウンドのリナレスのピンポイントの右があたりキャンバスに尻もちをついているところだ。彼の輝かしいキャリアの中で、ロマチェンコは初めてダウンを喫した。しかし彼は倒れたままではいなかった。もちろん、倒れたままではいなかったのだ。

     

    もしかしたらプライドが傷ついたかもしれないが、彼は自分自身をかき集めて保った。ロマチェンコは頭をふりながら、その晩リナレスを困惑させ続けた素晴らしいプレッシャーをかけ、ゆっくり、だが確実に、自分のペースを取り戻していった。

     

    そしてついに、10ラウンド、ロマチェンコは目がくらむような連続パンチをヒットさせた。そして左パンチがリナレスのみぞおちをえぐると、それが最後だった。リナレス(44勝4敗、27KO)は、レフェリーのリッキー・ゴンザレスの10カウントをきいたが、まっすぐに立つことすらできずそれ以上戦うことはできなかった。レフェリーは2分8秒で試合を止め、ロマチェンコはおそらくキャリア史上最も大きな勝利を手にした。

     

    サリドに敗れて以来彼は初めて本当の逆境に対面し、そして今回彼は勝利を得た。この勝利により、ロマチェンコはリナレスの持つWBAとリング誌のライト級タイトルを獲得し、3階級制覇の最短記録を更新した。

     

    「素晴らしい試合だった。」とロマチェンコ。「(リナレスの)右は、すごいパンチだった。あいにくあたってしまった。私は残りのラウンドのために準備をした。私の父(トレーナーのアナトリー)は、ボディを狙え、と言ってきた。リナレスは素晴らしいチャンピオンで、ファンのみんなにとってもいいものだった。」

     

    そして、ボディへの左パンチは、試合を終わらせるのに充分なものとしてロマチェンコにとっては都合がよかった。試合がストップするまでのラウンドの採点は、1人が86−85でリナレス、もう1人が同じ86−85でロマチェンコ、残りの1人は85−85で引き分けとつけていた。

     

    序盤には、ロマチェンコが打ち合いの試合を勝つために何かドラマを生み出すことを強いられるようには思われなかった。カリフォルニア、オックスナードでトレーニングしている30歳のロマチェンコはリナレスを連打で攻め立て、4〜5連打のコンビネーションを解き放つことができた。

     

    リナレスが意義深い身体的アドバンテージ(試合当日の体重152ポンド、ロマチェンコ138ポンド)を使おうと模索する中、驚くべき動きをみせたロマチェンコは、ただ右へ滑らかに動いて距離をとり脅威から遠ざかっていた。とにかく、ロマチェンコはこれを簡単にみえるようにやってのけたのだ。

     

    彼はいつでも、リング上で簡単そうにことをやってのけてきた。12月にギジェルモ・リゴンドーを絶対的に完封し、リゴンドーからパウンド・フォー・パウンドランキングの椅子を奪った時のように。あるいはニコラス・ウォータースを屈服させた時のように。

     

    しかし試合が進むにつれ、今回は何事も簡単にはいかないように思われてきた。ついにロマチェンコは、スピードの領域で彼と渡り合える相手と出会った。そしてリナレスという選手は、ロマチェンコがこれまで共にリングに上がってきた相手をはるかに上回る実力者だった。

     

    しかし、ロマチェンコが閃光のようにあてる2〜3発に対しリナレスは1発、それも軽く触れるだけの1発しか返せなかった。リナレスは単に適切な距離をみつけることができなかっただけなのだ。ロマチェンコは賢くもリナレスにミドルレンジで対し、試合を操った。この距離はリナレスが自分のすばらしいパンチを使えないほどには近く、しかしリナレスが自身の身体の強さを活かすことができるほどには近くはなかった。

     

    126ポンドと130ポンドでタイトルを獲得してきたロマチェンコは、リナレスのガードを開かせるために軽くパンチを放った後、閃光のように鋭いパンチを打ちこんだ。リナレスは明らかにいらいらしており、捨てばちの右を返すようになった。1発で試合が終わるのを期待してのことだった。

     

    リナレスがステップバックしてその右ストレートをヒットさせロマチェンコにダウンを与えた時、リナレスはロマチェンコを本当の

    ピンチに陥らせたように思われた。しかし6ラウンドの残りは数秒だった。7ラウンドを通じてロマチェンコは自身を取り戻し、リナレスが利用すべき時間は消えてしまった。

     

    「彼が私を驚かせるだろうと思っていたほどには彼は私を驚かせなかった。」と、32歳のリナレスは言う。「試合は興味深いものになってきていた。接戦だった。しかし彼は私をボディブローで驚かせた。私は試合を続けたかった。私は戦い続けたかったが、レフェリーが試合を止めた。」

     

    リナレスは続行したかったかもしれない、しかし彼は精力が尽きていたようにみえた。またの試合に向かうことだろう。ゴールデンボーイ・プロモーションズの選手であるリナレスにとっては、精神的な勝利だった。この試合までのライト級タイトルの2度防衛戦では危うさをみせ、ロマチェンコの挑戦を跳ね返すにはアンダードッグとみなされていたリナレスにとっては。

     

    それどころか、敗北によってリナレスの株は上がった。しかし彼の持っていたライト級タイトルは奪われ、13連勝の戦績もストップした。スター性が成長し続ける中でより大きなイベントへと進むのは、他ではないロマチェンコだ。

     

    ロマチェンコは8月24日、カリフォルニア、イングルウッドのザ・フォーラムでESPNの中継で再び戦う予定だ、とトップランクのボブ・アラムは記者たちに話した。期待されるのは、WBOのライト級タイトル保持者であるレイ・ベルトランとの統一戦だ。

     

    「ホルヘ・リナレスには感謝したい。」とロマチェンコ。「この興味深いスポーツにおいて私にもうひとつレッスンを与えてくれた。」

     

    ロマチェンコはリング誌のパウンド・フォー・パウンドランキングで3位にランクされているが、ボクシングにおいては並ぶ者がいないように思われる。

     

    今ロマチェンコを上回るには、本当に特別な選手が必要だろう。彼は素晴らしいアマチュアのキャリアととんでもない身体能力に寄りかかっている青二才ではもうない。

     

    マイキー・ガルシアは?それとも、自分を倒せるような選手を求めてロマチェンコはより上の階級へ上がらなくてはいけないのか?

     

    逆境にあうまでは本当に偉大な選手かは分からない、とはよく言われてきた。そして今、我々は確かに知っている。ロマチェンコは特別な選手の1人だ、と。

     

    Mike Coppinger筆

     

    ▼こちらの商品も参考にしてください(リナレスvsロマチェンコ特集が組まれています)

    リングマガジン 2018年6月号

     

    JUGEMテーマ:ボクシング

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