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2013.09.18 Wednesday

フロイド・メイウェザーvsサウル・アルバレス

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    JUGEMテーマ:ボクシング
    大注目を集めたメイウェザーvsアルバレス戦が終わりました。記事の中の「戦いとしてはどうだったのか」の問いは、今後もどの試合に対しても考えていくべき問いかなあと思いました。

    【おかしな採点ではあったが、メイウェザーはアルバレスを支配した】(web上のアメリカ、リングマガジンの記事より)

    フロイド・メイウェザー・ジュニアは、サウル・<カネロ>・アルバレスを12ラウンドにわたってもてあそんだ。のぞき見スタイルで、出入りを繰り返し、リングを駆け回った。不幸にも、アルバレスにはメイウェザーのゲームを終わらせるスピードもパワーもなかった。

    試合の結果は次のようなものである。16746人の多くのセレブもまじるにぎやかな群衆の前で、メイウェザーがアルバレスを負かし、スーパーウェルター級のWBA、WBC、リングタイトルを2−0の判定勝利によって手に入れた。

    リングサイドにいた専門家のほとんどは、採点でアルバレスに1ラウンド与え、1ラウンドも与えなかった者もいた。しかし、3人のジャッジはもっとアルバレスに寛大だった。C.J.ロスは114−114と引き分けの採点をつけた。デイブ・モレッティは116−112、クレイグ・メトカルフェは117−111の採点をつけた。ロスは、マニー・パッキャオに対する論議をよぶ判定でティモシー・ブラッドリー勝利の採点をつけた人物である。

    「ジャッジがすることを操作することはできない。ボクシングというスポーツではおこりうることだ。全て学ぶべき経験だ。」とこの奇異な判定結果を受けてメイウェザーは述べた。

    これはメイウェザー(45勝0敗、26KO1)にとっては不吉な前兆である。特に、始めから終わりまで徹底的に自分がコントロールした試合については。将来的に、メイウェザーの最初の敗北は対戦相手の手によってではなく、ジャッジによってもたらされるかもしれない。

    たまに、試合は100万ドルのスパーリングのようにもみえた。23歳のメキシコの英雄であるアルバレスは、相手をロープに追い詰めたが、パンチをあてるのではなくかわされてしまっていた。

    「パンチをあてることができなかった。」とプロ戦績で初めて敗北を喫したアルバレスは言う。「彼はとてもつかみどころがなく、知的で、経験豊富だった。正直、彼をリング上でみつけることができなかった。終盤のラウンドでは、私はいらいらしていた。彼は私を打ち負かし、より優れた選手だということがわかったよ。」

    アルバレスのリングへの道のりは長い時間を要した。彼は、無敗を誇るメイウェザーの17年に及ぶプロキャリアにおいて、ついに最初の敗北を与えるであろう人物として多くの期待を背負いリングへと上がった。ひとたびアルバレスがリングに足を踏み入れると、リングのエプロンにあがり彼の名前を叫ぶ群衆と顔をあわせた。メイウェザーはラッパーのリル・ウェインとジャスティン・ビーバーにエスコートされ、リングに向かった。リル・ウェインがラップを歌い終えると、観衆は「カネロ!カネロ!カネロ!」と声援を送り始めた。

    観衆は確かにアルバレス寄りだった。しかし、メイウェザーの夜になるであろうことはすぐに明らかになる。

    「父が素晴らしい作戦をたててくれた。もし攻撃を受けたら、終盤でKOできるってね。」とメイウェザー。

    観衆に向けてアンダーカードが披露されている間にも、アナウンサーは絶えず<ボクシング史上最高のイベント>としてメイウェザーとアルバレスの試合に触れ、土曜夜のMGMグランドガーデンアリーナの群集に対し火をつけようとしていた。

    おそらく彼の歴史本からは<キンサシャの奇跡(アリvsフォアマン)>や<スリラ・イン・マニラ(アリvsフレージャー第3戦)>の項目が省略されていたのだろう。しかし、これらの試合が伝説としての地位を獲得したのには、リング上でおこったことによるものである。そして、それこそがメイウェザーとアルバレスが、土曜夜の満席の会場に集った群衆の前でリングに足を踏み入れたときに背負っていた本当の責務なのだった。

    この試合が公になったほぼその日から、記録を破るようなボクシングイベントになるということに注目の大部分が集まっていた。試合に対するマーケティング、11都市を回る宣伝ツアー、ショウタイムの中継プログラムが、世界で一番年収の高いアスリート(メイウェザー)と上り調子のメキシコの英雄(アルバレス)が戦う試合として注目を集めるよう組み立てられていた。

    しかし、あらゆる宣伝と話題が終わった今、本当に気にしなければいけないことを考えるときである。すなわち、戦いとしてはどうだったのか。

    最初の3ラウンドは動きがなく、アルバレス(42勝1敗1分、30KO)は自分の距離をつかめず、足の速いメイウェザーに対しジャブをあてることができなかった。唯一あたっていると思われるパンチのほとんどはメイウェザーのジャブだった。4ラウンド目には、アルバレスは低いパンチを放ち、メイウェザーの左腿にあたった。レフェリーのケニー・ベイレスはタイムをとり、アルバレスにローブローの注意を与えた。試合再開がコールされたとき、メイウェザーはアルバレスとグローブを合わせようとしたが、アルバレスは何もしようとしなかった。おそらく、ビクター・オルティスが故意にメイウェザーに反則をしたあとどうなったか、というのがすでに頭の中にあったのだろう。

    6ラウンドごろには、濃い霧のようにアルバレスをフラストレーションが覆い始めているのをみることができた。メイウェザーはジャブと鋭い右パンチをアルバレスにあて続け、アルバレスはカウンターをとろうとして空をきっていた。メイウェザーは8ラウンド目、ロープを背にして戦いアルバレスがパンチをいくつかあてるのを許し、ラウンドの最初の半分を失った。しかし、アルバレスにとってのこれらの好機はつかの間のものだった。メイウェザーは試合を通じて絶えず持っていたリズムでワン、ツーのコンビネーションをあて、ラウンドを自分のものにした。

    試合が進むにつれ、アルバレスは疲労していき用心深くなっていった。あまりにもパンチがあたらないための疲労と、パンチを空振りするといつでもメイウェザーから手痛いお返しがくるための用心である。10ラウンドごろにまだ試合を楽しんでいた唯一のファンは、メイウェザーの終盤KOに期待していた者だけだった。

    しかし、アルバレスに忠義を尽くすファンは全ての望みを諦めたくはなかった。彼らは10ラウンド終わりごろにアルバレスを発奮させようと「カネロ!カネロ!カネロ!」の声援をもう一度送った。メイウェザーを追い詰め何か効果的なものをあてるには、彼にはそれ以上のものが必要だったのだろう。

    試合結果に見切りをつけ、12ラウンド目が始まる前に列をなして出て行ってしまったファンもいた。ただ一つ残ったのは、ジャッジによる採点だけだった。それらが読み上げられたとき、アルバレスがメイウェザーを倒すチャンスがまるであったかのようなおかしな採点だった。

    「彼は若くて強いチャンピオンだ。彼には脱帽するよ。」とメイウェザー。「カネロは本物のチャンピオンだ。彼は負けを糧に浮上するだろう。」

    できうる限り素晴らしく戦い、それでも2−0の判定で立ち去ることになったというのは、将来的にメイウェザーにとっては興味深いこととなろう。一試合におけるトップのゲート収入、ペイ・パー・ビューをファンが納得して払い続けるのは困難だろう。

    将来的な対戦相手となる二人であるダニー・ガルシアとルーカス・マティセがアンダーカードで戦い、ガルシアが3-0の判定で勝利しスーパーライト級のWBA、WBC、リングタイトルを保持した。メイウェザーはアルバレスに勝利した直後に他の対戦相手について言及する様子はなかった。

    「両選手とも今夜はいい戦いをしたように思う。」とメイウェザー。「今は一日考えてみるよ。父、チームのみんな、(マネージャーの)アル・ハイモンと話し合ってみる。」

    9月15日、Tim Smith筆
    コメント
    カネロならやってくれるのではないかと期待していたのに....メイウェザーはそれほど強かったのか.....

    • カネロがお気に入り
    • 2013.09.19 Thursday 15:29
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